SEISMIC RISK REPORT / 2026 EDITION

次の地震は、
待ってはくれない。

日本は世界の陸地のわずか0.25%しか占めないのに、M6以上の地震の約1割がこの列島で起きます。恐怖をあおるためではなく、正しく知り、備えるために。プレート、緊急地震速報、震度、津波、備蓄、初動72時間まで――命を守る情報を1ページに凝縮しました。

60–90%南海トラフ 30年確率
70%首都直下 30年確率
292兆円最新被害想定
01 / DATA

数字が語る、逃げられない現実

「まだ大丈夫」は統計的に存在しません。政府の公表値と観測データが示すのは、地震が“いつか”ではなく“必ず”来るという事実です。

60–90%程度以上 / 30年以内

南海トラフ沿いで発生する M8〜9クラスの巨大地震 の今後30年以内の発生確率は、地震調査委員会の令和7年9月改訂で「60〜90%程度以上」と評価されました(別モデルでは20〜50%も併記)[[8]][[10]]。これは「起きるかどうか」を議論する段階を、とっくに過ぎていることを意味します。

292兆円南海トラフ巨大地震の経済被害想定(最大)/死者 最大 約29.8万人 — 内閣府 2025年3月 新被害想定[[2]]
約80%減早期避難と耐震化を徹底した場合の死者数の低減率(約32.3万人 → 約6.1万人)— 内閣府 被害想定[[7]]。備えは、確実に効く。
🔴
日本のどこかで有感地震が起きるのは、平均 約21秒に1回(年間 約1,500回を換算)。このリングが1周する間に、1回起きている計算です。
0このページを開いてからの推計発生回数
0%
南関東 M7クラス
30年以内の発生確率
0+回
日本で1年に観測される
有感地震の目安
0%
世界のM6以上地震のうち
日本周辺で起きる割合
0
全国に知られている
活断層の数(目安)

あなたの街は、どのくらい揺れるのか

今後30年間に「震度6弱以上」の揺れに見舞われる確率 / 都道府県庁所在地
千葉市
85%
横浜市
82%
水戸市
81%
徳島市
75%
高知市
75%
静岡市
70%
名古屋市
46%
出典:政府 地震調査委員会「全国地震動予測地図(2020年版)」J-SHIS 確率論的地震動予測地図の公表値。基準日・改訂により数値は変動します。最新の数値は J-SHIS(地震ハザードステーション)でご確認ください。確率が低い地域でも、能登半島地震のように大きな揺れに見舞われることがあります。
02 / MECHANISM

なぜ、日本はこれほど揺れるのか

日本列島は、世界でも稀な「4つのプレートがせめぎ合う場所」に浮かんでいます。プレートの境界にたまったひずみが、地震として解放され続けているのです。

海洋プレート(太平洋プレート) 大陸プレート 海溝 マグマ ★ 震源(プレート境界)
4枚のプレートが交差
8–10cm/年 で沈み込み
約10%の世界のM6以上

東から太平洋プレート、南からフィリピン海プレートが、ユーラシアプレートと北米プレート(オホーツクプレート)の下に、爪が伸びる程度の速度で絶えず沈み込んでいます。その境界で跳ね返るエネルギーが「海溝型」、陸側の断層がずれるのが「直下型」です。

01

海溝型(プレート間地震)TRENCH-TYPE

プレート境界が大きくずれる。M8〜9クラスになりやすく、広域の揺れと巨大津波を伴う。例:東日本大震災、そして次に備える南海トラフ地震。

02

直下型(内陸地殻内地震)INLAND-TYPE

陸の活断層がずれる。震源が浅く、M7前後でも直上で強烈な揺れになる。例:阪神・淡路大震災、熊本地震、能登半島地震。予測が最も難しいタイプ。

03

アウターライズ型OUTER-RISE

海溝の外側でプレートが折れ曲がって発生。揺れの割に津波が大きいのが特徴。1933年昭和三陸地震はM8.1で津波死者約1,500人。

だからこそ、日本に「ここは地震が来ない場所」は存在しません。

03 / HISTORY

日本を揺らした、あの日々

歴史は繰り返すのではなく、形を変えてやって来ます。過去の地震が教えるのは「備えていたかどうか」で結末が変わる、ただ一つの教訓です。

1923.09.01

関東大震災 M7.9

昼時の火災が大火へ発展し、死者・行方不明者 約105,000人。被害の多くは地震そのものではなく火災によるものでした。

1944.12.07 / 1946.12.21

昭和東南海・南海地震 M7.9 / M8.0

わずか2年の間隔で南海トラフ沿いが連動。東海から九州へ津波が襲い、南海トラフの連動性を歴史に刻みました。

1995.01.17

阪神・淡路大震災 M7.3

戦後初の大都市直下型。死者6,434人。早朝の縦揺れが木造家屋と高速道路を崩し、家具固定と耐震化の重要性を突きつけました。

2011.03.11

東日本大震災 M9.0

死者・行方不明者 約18,400人、災害関連死 約3,800人。最大津波高 約40m。「想定を信じるな」という教訓を残しました。

2016.04.14 / 04.16

熊本地震 M6.5 / M7.3

前震の2日後にさらに大きな本震。死者273人(関連死含む)。「最初の揺れで終わり」という思い込みを覆しました。

2018.09.06

北海道胆振東部地震 M6.7

死者43人。厚真町の土砂災害に加え、道内全域のブラックアウトが発生。電気が止まる世界への備えを問い直しました。

2024.01.01

能登半島地震 M7.6

死者743人(災害関連死515人含む)。直接死(228人)を関連死が大きく上回り、避難生活の長期化と孤立が命を奪うことを示しました。

04 / EARLY WARNING

「数秒」を買い取る技術、緊急地震速報

速報は地震を止める魔法ではありません。P波とS波の「速度差」を利用して、強い揺れが来る前に数秒〜数十秒を知らせる仕組みです。その数秒で、人は頭を守れます。

◉ P波(初期微動)

速い(約6km/s)が揺れは小さい。気象庁はまずこれを検知して震源と規模を推定し、速報を出します。

◉ S波(主要動)

遅い(約3.5km/s)が破壊力のある本震動。この波が到達する「前」に届くのが、緊急地震速報の価値です。

「シミュレーション開始」を押してください — 震源からP波が出発します
💥
P
S
🏠
P波 到達T+16.7s
S波 到達T+28.6s
あなたの猶予時間11.9 秒
※ 猶予時間は震源距離に比例します。震源が近い直下型地震では、速報が揺れに「間に合わない」ことがあります。だからこそ鉄則は一つ――揺れを感じた瞬間が、頭を守る瞬間
05 / SCALE

震度を「体感」で理解する

マグニチュードは地震のエネルギー、震度はその場所の揺れの強さ。気象庁震度階級 0〜7(10段階)を、揺れのイメージとともに確認しましょう。

RUMBLE
🏠
震度 —

左のボタンから震度を選んでください。選ぶと、その揺れの強さに応じて上の家が揺れます。

人や物の様子

取るべき行動

06 / SIMULATION

揺れを、部屋で再現する

固定していない家具が、震度いくつでどうなるか。下のボタンで揺れを起こし、室内の危険を目で確認してください。

LIVING ROOM / UNSECURED
🖼️
💡
📺
🗄️

揺れシミュレーター

震度を選ぶと、画面の部屋がその強さで揺れます。震度6以上では家具が転倒・落下します。

※ 演出のための簡易シミュレーションです。実際の揺れ方は地盤・建物・家具の固定状況により大きく異なります。家具は必ず L字金具・転倒防止器具で固定してください。
07 / TSUNAMI

揺れの次に来る、もう一つの殺し屋

南海トラフ地震で最も多くの命を奪うと想定されているのは、揺れではなく津波です。津波の速さは「水深」で決まります。下のスライダーで、深海と沿岸の違いを体感してください。

713km/h — 津波の速さ
✈️ 旅客機に匹敵
  • 🌊深海では高さ数十cmの「うねり」に過ぎない。だから沖の船は気づかない。沿岸に近づくほど浅くなり、一気に高さを増す
  • 🔁津波は1回で終わらない。第2波・第3波が数十分おきに繰り返し、後から来る波のほうが高いことも多い。警報解除まで絶対に戻らない。
  • 🦵水深30cmで大人は流される。50cmで車が浮き、1mで木造家屋が流失し始める。「少しの浸水」は存在しない。
  • ⏱️南海トラフ地震では、高知県の一部で30分未満、静岡県の一部ではさらに短時間で津波が到達すると想定されている。
海を見て確認しない。強い揺れ・長い揺れを感じたら、即、高台へ。津波てんでんこ — 「津波のときは、てんでばらばらに、各自で逃げろ」(三陸地方の伝承)
08 / CHAIN

地震は「揺れ」で終わらない

本震のあとに始まるのは、災害の連鎖です。阪神・淡路では火災が、胆振東部では停電が、能登では孤立が、多くの命を奪いました。

🔥

FIRE火災

阪神・淡路では約7,000棟が焼失、死者の多くは火災による。揺れの後の「通電火災」(停電復旧時の出火)も増加中。感震ブレーカーが有効。

💧

LIQUEFACTION液状化

地下水を含む砂地盤が液体のようになり、建物が傾き、マンホールが浮き上がる。埋立地・沿岸部で多発。地盤の履歴を知っておく。

⛰️

LANDSLIDE土砂災害

能登半島地震では大規模な斜面崩壊で集落が孤立。地震後の雨は、緩んだ地盤にとって最悪の引き金。崖下の家は特に警戒を。

🏙️

LONG-PERIOD長周期地震動

高層ビルが数分間にわたり大きくゆっくり揺れ続ける。家具が「飛ぶ」レベルの移動・転倒を起こす。高層階ほど備蓄と固定が命綱。

BLACKOUT大停電

胆振東部地震では北海道全域が停電。信号・ATM・給水ポンプ・スマホ基地局が連鎖停止。電気が「ライフラインのライフライン」であることが露呈。

🧩

CASCADE複合災害

地震+津波+火災+停電+真冬の寒さ/真夏の暑さ。災害は単独で来ない。備えも「揺れ専用」では足りない。多層防御で考える。

09 / QUIZ

あなたなら、生き残れるか

知識は、揺れた瞬間には「反射」でしか役に立ちません。全6問。今の自分の判断を試してください。

10 / PREPARE

今日、10個そろえる

完璧である必要はありません。チェックした数だけ、生存率は上がります。このリストはブラウザに保存されるので、少しずつ進められます。

非常用持ち出し袋の中身:水・非常食・懐中電灯・ラジオ・救急セット・ヘルメット・手袋・ホイッスル・モバイルバッテリー・保温シート
EMERGENCY GO-BAG / 玄関に、いつでも持ち出せる状態で

備蓄量 かんたん計算

18飲料水 (L)
18非常食 (食)
50簡易トイレ (回)
0%

準備レベル:未着手

まずは1つ、チェックしてみましょう。

  • 飲料水1人1日3L × 3日〜1週間分
  • 非常食アルファ米・缶詰・エネルギーバー
  • 懐中電灯と予備電池各部屋と枕元に
  • 手回し / 電池式ラジオ情報収集の生命線
  • 救急セットと常備薬持病の薬は多めに
  • モバイルバッテリーとケーブル満充電を習慣化
  • 現金(小額・硬貨)と身分証のコピーATM・電子決済は止まる前提
  • 簡易トイレと衛生用品断水でも排泄を止めない
  • 防災ヘルメットと厚底の靴落下物・ガラスから頭と足を守る
  • ホイッスルと連絡先カード閉じ込め時のSOSに

FAMILY PLAN家族で決めておく、3つのこと

📍

集合場所

「近所の避難場所」と「広域避難場所」の2段階で決める。はぐれた場合の最終集合地点も1つに絞る。

📞

遠方の連絡先

被災地への電話は混むが、遠方へはつながりやすい。全員が同じ遠方の親戚1人を「中継点」にすると再会できる。

🎒

持ち出し袋の置き場所

玄関近くに1人1つ、重さは体重の1割程度まで。半年に1度、中身の点検と水の入れ替えを。

NO ONE LEFT BEHIND守るべき人がいるなら

👴

高齢者

薬の一覧表、避難支援の名乗り出、避難経路を一緒に歩いておく。

🧒

子ども

「だんごむしのポーズ」を遊びで練習。連絡先カードをランドセルに。

🐕

ペット

キャリーに慣れさせる。5日分の餌とワクチン記録。同行避難できる避難所を事前確認。

障害・持病

補助具の予備、意思疎通カード、かかりつけ情報。支援者に事前に伝えておく。

11 / ACTION

生死を分ける、最初の3分

揺れが始まってから考えるのでは遅い。体が勝手に動くまで、次の3つの動作を染み込ませておきましょう。

🛡️

STEP 1 — DROP姿勢を低く

その場にしゃがみ、重心を下げる。立っていると転倒し、落下物に当たります。机がなければ頭と首を守ってうずくまって。

🪑

STEP 2 — COVER頭を守る

丈夫な机の下に入り、脚をしっかり掴む。窓ガラス・照明・棚から離れる。布団やクッションで頭を覆うのも有効。

STEP 3 — HOLD ON揺れが収まるまで動かない

揺れている最中の移動が最も危険。収まるまでじっと待ち、その後、火の元・出口・ガラスの確認へ。

🚪

出口の確保

揺れが収まったらドアや窓を開け、避難経路を確保。ガラスの破片に注意。

🔥

火の元の確認

コンロ・ストーブを消す。ただし無理は禁物。まずは身の安全が最優先。

📞

安否の確認

災害用伝言ダイヤル 171 / 伝言板 web171。通話はつながりにくくなる。

🌊

津波は即避難

沿海部で強い揺れ・長い揺れを感じたら、情報を待たず高い場所へ。てんでんこ。

その後の72時間を生き延びる

救助の「ゴールデン72時間」。そして能登が証明したのは、72時間“後”の避難生活こそが命を奪うということ。

0–1 時間

安全確認と脱出

火の元を確認し、出口を確保。倒壊の恐れがある建物には戻らない。裸足で歩かない(ガラス)。

1–6 時間

情報と合流

ラジオで正確な情報を。家族の安否は171/web171で。ケガ人の応急手当と、水の確保を始める。

6–24 時間

避難生活の開始

避難所へ。低体温症(冬)・熱中症(夏)対策、トイレの確保。余震は必ず来る——就寝中も頭を守れる位置で。

24–48 時間

エコノミークラス症候群対策

車中泊・狭い空間での血栓症が命取り。水分を摂り、足を動かし、時々歩く。衛生管理を徹底する。

48–72 時間

救助の窓が閉じる

倒壊家屋からの救出可能性が急激に下がる時間帯。同時に、持病の悪化・ストレスへのケアが生死を分ける。

⚠ 能登半島地震では、災害関連死(515人)が直接死(228人)を大きく上回りました。地震は「揺れた瞬間」だけでなく、「その後の生活」でも人を殺します。備蓄と避難環境の備えは、そのまま命の備えです。
12 / MYTHS

その「常識」、命取りかもしれない

カードをタップして、迷信をひっくり返してください。誤った知識は、正しい知識より危険です。

13 / GLOSSARY

ニュースが読めるようになる用語集

用語が分かると、災害報道の「本当に重要な一文」が見えるようになります。

マグニチュード(M)

地震そのもののエネルギーの大きさ。Mが1増えるとエネルギーは約32倍。M7はM6の約32倍、M5の約1,000倍。

震度

その地点での揺れの強さ。気象庁震度階級は0〜7の10段階(5と6に強弱)。同じ地震でも場所により異なる。

前震・本震・余震

一連の地震のうち最大を本震、以前を前震、以後を余震と呼ぶ。後からより大きな地震が来れば「前震」に繰り下がる(熊本地震)。

長周期地震動

数秒周期のゆっくりした大きな揺れ。高層ビルと共振して長時間揺れ続け、家具の移動・転倒被害を生む。

液状化

地下水で飽和した砂地盤が揺れで液体のようになり、建物の不同沈下・マンホールの浮上が起きる現象。埋立地で多発。

緊急地震速報(EEW)

速いP波を検知し、破壊力のあるS波の到達前に強い揺れを知らせる仕組み。猶予は数秒〜数十秒。

南海トラフ

駿河湾から九州沖へ延びる海底の溝。フィリピン海プレートが沈み込む境界で、約100〜150年おきにM8〜9級を繰り返してきた。

活断層

最近(おおむね数十万年以内)に動いた断層。全国に約2,000本が確認され、未発見のものも多いとされる。

耐震・免震・制震

耐震=倒れない強さ、免震=装置で揺れを絶つ、制震=ダンパーで揺れを吸収。1981年「新耐震基準」が一つの分かれ目。

津波てんでんこ

三陸地方の伝承。「津波のときは各自てんでばらばらに逃げろ」。助けに戻るな、という悲しい知恵。

ゴールデン72時間

倒壊家屋に閉じ込められた人が生存できる可能性が高いとされる72時間。以降は救出率が急落する。

ローリングストック

非常食を「しまい込む」のではなく、日常で食べては買い足して循環させる備蓄法。賞味期限切れを防げる。

ブラックアウト

広域・長時間の大停電。発電所の連鎖停止で起き、復旧に数日〜。電気に依存する現代生活の急所。

災害関連死

建物倒壊などの直接死ではなく、避難生活の疲労・持病悪化・ストレスなどで亡くなること。能登では直接死を大きく上回った。

14 / FAQ

よくある疑問

正確な日時を予測することはできません。地震調査委員会(令和7年9月改訂)は、南海トラフ沿いのM8〜9クラス地震の今後30年以内発生確率を「60〜90%程度以上」(別モデルでは20〜50%)と評価しています。南関東のM7クラス(首都直下)は「70%程度」です。重要なのは「いつ」ではなく「いつ起きても対応できる状態」にしておくことです。

マグニチュードは地震そのもののエネルギーの大きさで、1つの地震に1つの値です。震度は観測地点ごとの揺れの強さで、0〜7(10段階)。同じ地震でも場所によって震度は大きく異なります。

飲料水は1人1日3リットルが目安です。最低3日分、できれば1週間分(1人あたり21リットル)を。非常食も同様に1日3食×人数×日数を用意し、食べては買い足す「ローリングストック」が有効です。

P波(約6km/s)を検知し、S波(約3.5km/s)の到達前に知らせる仕組みです。猶予は震源距離に依存し、100km離れていれば約15秒程度。震源が近い直下型では間に合わないことがあるため、「揺れを感じた瞬間に頭を守る」が鉄則です。上のシミュレーターで体感できます。

一連の地震のうち最大を本震、それ以前を前震、以後を余震と呼びます。ただし熊本地震のように「前震だと思ったら、後にさらに大きな本震が来た」例もあり、最初の揺れの後も油断はできません。

まず落下物から頭を守り、揺れが収まるまで無理に移動しないことが基本です。寝室には倒れやすい家具を置かず、就寝前にスマホ・懐中電灯・スリッパを手の届く場所に。揺れが収まったら火の元の確認と出口の確保を。

新耐震基準以降の建物は倒壊しにくい設計ですが、長周期地震動で大きく長時間揺れ、室内の家具が移動・転倒する被害が出ます。家具の固定、ガラス飛散防止フィルム、備蓄の分散配置が重要です。停電・断水・エレベーター停止への備えも忘れずに。

火災保険では地震・津波・噴火による損害は補償されません。地震保険は単独では加入できず火災保険とセットで契約します。全壊で保険金額の100%、半壊で50%、一部損壊で5%が支払われ、生活再建の資金として有効です。

最高の防災は、今日始めること。

地震の恐怖は、無知と無備から生まれます。知った今この瞬間が、あなたの備えの“初日”です。内閣府の試算どおり、備えは死者を約80%減らせます。10個のチェックリストから、ひとつだけ始めてみませんか。

📅 9月1日 — 防災の日 / 毎月1日は防災点検の日